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ABCいわき情報館 フリーペーパー外部依頼記事
今月のガーデニング
解説:箱根繁子さん(フラワーガーデナー)
No.0
04月号
2013
いわき地方の桜も終わり、山々が少しずつ若葉色を増してくる季節になりました。
ヒメノボタン
(ノボタン科の常緑広葉低木)
ノボタン、シコンノボタン、ヒメノボタンと、品のある花色が日本人に好まれているノボタン類。
晩春から7月頃まで紅紫色の小花をたくさんつけるツル性のヒメノボタンは、吊り鉢やあんどん仕立てにして楽しむことができ、霜の降りない場所ではカバープランツとして、地植えしてカーペット状に広げて楽しむ事もできます。
窒素分の控えた肥料をやり、乾燥に注意して栽培するのがコツです。
No.0
05月号
2013
オオデマリ(スイカズラ科の落葉低木)
初夏に入る季節ですが、このところの気候の変化が、ガーデン内の植物にも、多少影響が出ている様です。
一見アジサイと間違われがちですが、白い花が手まり状に集まって咲くことから名前が付き、別名テマリバナとも呼ばれ、欧米ではスノーボールといって人気のある花木です。
寒さに強く、半日陰でも育ちますが、陽当たりが良く、水もちの良い土壌に植えると花付きが良いでしょう。整枝は花が終わった直後に行います。
No.0
06月号
2013
シラン(ラン科の宿根草)
一季咲きのつるバラの剪定を済ませ、梅雨時に良く似合う紫陽花の時期を迎えるガーデン。少しずつ夏ガーデンに変わっていきます。
栽培の難しいラン科の植物の中にあって育てやすいランです。紫紅色が一般的ですが、少し紅をさす白花もあります。
ランと言うと室内で楽しむイメージですが、シランは寒さや霜にも強いので鉢植えで楽しんだり、花壇に植えたり、庭の下草にも利用できます。
No.0
07月号
2013
フクシア(アカバナ科の常緑広葉低木)
雨もあまり降らない梅雨もあけ、毎日暑い日が続き、鉢花に水をやるのが日課のガーデナーです。
別名ホクシャやツリウキソウと呼ばれ、下垂れした枝の先に、細長い花柄をつけた可憐な花を咲かせるフクシア。一般的に出回っているのは、原種のトリフィラ・レッドや、ウィンストン・チャーチル、フレアーなど。開花中は水やりを十分にし、肥培して育てると良いでしょう。又、風通しの良い半日陰で、株を衰弱させずに夏越しさせましょう。
写真はフレアー。
No.0
08月号
2013
アメリカンブルー(ヒルガオ科)
猛暑日が続き、ガーデンの植物達も疲れ気味の今年の夏。初秋に向けての切り戻しの作業を始めるガーデナーです。
ヒルガオ科の植物の多くはほかのものに巻きつきますが、巻きつかないで横に広がるアメリカンブルー。
名前のとおり盛夏でもブルーの花を次々と咲かせます。庭植えには向かないので、寄せ植えや釣り鉢に仕立てると良いでしょう。花期も長く切り戻しを繰り返すと溢れるほどの花を咲かせます。
No.0
09月号
2013
朝夕に秋を告げる涼風が吹き、ガーデン内の植物達が秋色の装いを身につける季節です。
ハギ(マメ科 落葉低木)
日本の秋に欠かせないハギ、秋の七草の一つでもあり、弧をなして垂れるハギが秋風にそよぐ姿は美しい風情をかもし出します。
ヤマハギ、ツクシハギ、ヤクシマハギ、キハギ、シロバナハギ、マルバハギ、ミヤギノハギなどの品種があり、
花色はシロバナハギ以外紅紫色の濃淡が主です。花つきが良いのはミヤギノハギです。