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アクアマリンでWWF写真展が開幕

写真
 WWF(世界自然保護基金)写真展「海とともに生きる~石垣島・白保~」が3日、ふくしま海洋科学館「アクアマリンふくしま」3階オセアニックガレリアで始まった。同館で昨年夏にスタートした企画展「琉球弧~黒潮の島をめぐる旅」の第2弾で、雑誌や全日空の機内誌、写真展などで活躍中のフリー写真家古谷千佳子さん(37)=沖縄県那覇市=が八重山諸島石垣島・白保を舞台に「白保の海とそこに生きる人々の暮らし」を撮影した、写真43点などが飾られている。5月13日まで。  写真展の舞台は、沖縄県八重山諸島の石垣島・白保。白保の海には、300種以上の魚類を守る120種もの豊かなサンゴ礁があり、地元住民は〝宝の海〟〝命つぎの海〟と呼んで親しんでいる。生息するアオサンゴ群落は北半球最大で最古といわれ、学術的にも貴重な資源だ。  WWFジャパン(事務所・東京都港区)は、現在建設が進んでいる新石垣空港の設置問題などをきっかけに、7年前、白保にサンゴ礁保護研究センター「しらほサンゴ村」を設置。サンゴ礁の保全活動と持続的な海の資源利用に取り組んできた。企画展は活動の一環で、沖縄に暮らす漁師たちの姿を撮り続け、環境保全に目を向けてきた古谷さんに撮影を依頼し、これまで東京都渋谷・南町田、奈良県、長野県諏訪市、石垣島・白保で開催。今回は同館の依頼を受け、実現した。  古谷さんは東京都杉並区出身で、家族旅行で訪れた沖縄の海に強くひかれ、多摩大芸術学部を卒業と同時に移住した。初めは教員の道を思い描きながら漁業に従事し、大学で専攻していた油絵を描いていたが、やがて表現方法、地元住民とのコミュニケーションツールとしての写真に魅力を感じ、写真家を志すことに。いったん東京に戻り、写真スタジオのアシスタントとして技術を学び、再び沖縄へ。主にモノクロで漁師の姿を撮り続けてきた。  今展では、沖縄の海の鮮やかさを表現するため、カラー作品も出品。「本当に海と人のつながりを表現したかった」と、半農半漁で日々を生きる島民、そして海の素朴な表情をとらえた。農業にいそしむ老女、豊年祭に喜ぶ住民たち、魚を捕り自慢げな表情を浮かべる子どもたち、巨大なサンゴ礁から恵みを分けてもらう潜水漁師――。古谷さんは「環境が人の暮らしをつくるということをしみじみと感じました。優しい海は暮らしも優しいんですよね」と、石垣島の住民たちとのふれあいから得た、環境保護の大切さを訴えている。  また、会場には白保の人々の暮らしやサンゴ礁の現状、歴史などを取り上げたパネルも展示。安部義孝館長は「当館が掲げている環境水族館の名にふさわしい展示会となった」と感想を話し、WWFジャパンの樋口隆昌事務局長、広報担当・佐久間浩子さんは「このきれいな海をわれわれの次の世代につなげていかねばならない、という気持ちを感じながら作品を見てほしい」と来場を呼び掛けている。  問い合わせは同館=電話(73)2525=まで。
2007/3/3 - いわき民報


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