2008/05/10 - いわき民報
ニュース > いわき民報
暮らしの伝承郷、全国の古民家模型54点を展示
市暮らしの伝承郷の平成20年度第1回特別展 古民家模型展パート3が18日まで、同伝承郷で開かれている。
今展は、内郷在住の会社員菅野清八さん(52)が制作した、日本各地の古民家模型を展示するもので、平成13、16年に続き3回目の開催。菅野さんは30年ほど前に、友人の勧めで古民家の模型作りを始めた。
菅野さんが作るのは、存在する茅(かや)ぶきの古民家。年に1、2度、各地を訪れて視察し、200枚近くの写真を撮影し、それを元に作る。2006年7月には、南九州を訪れたことで、古民家の全国行脚は47都道府県を達成した。
現在は、自宅裏に工房を構え、制作に取り組む。材料は取り壊された民家から集めた古材を利用し、茅の穂も使い、忠実に再現する。仕事の終わった夜や週末などに取り掛かり、1つを仕上げるのに3カ月から半年の日数を要する。
今展では、これまで行脚してきた全都道府県の古民家模型54点を展示。その土地の風土や産業などの影響を受け、地域に適した形態で建築される古民家には1つとして同じものはない。自然と共存し、生活上の知恵や工夫が詰まっている古民家の様子が細微に至るまでリアルに表現され、1軒ごとに息を飲む。
また、水車小屋のほか、テレビでおなじみの時代劇「剣客商売」の秋山小兵衛が住む屋敷の模型も展示。互いに剣客商売ファンで、知人の兵庫県宝塚市の石絵作家・多田寿美子さんが描いた石絵の登場人物が配され、ドラマを思い起こさせる。
