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有料老人施設に改善命令、無届け運営、入居者放置

 県は13日、有料老人ホームの入居者を置き去りにして施設を放棄したなどとして、いわき市の「ワールドアシスタンス」(小林郁子代表)に対し、県内初となる改善措置命令を出したと発表した。放置された6人の入居者は、介護施設などに転居し、健康被害などはないという。  県によると、同社は17年から同市平字南町のビルの1階で「デイサービス南町」を運営するとともに、同じビルの2階で県に無届けのまま有料老人ホーム「シルバーレジデンス」を運営し、月額5~6万円で高齢者に個室を提供し、生活の世話や介護をしていた。  同社は昨年9月25日にデイサービスの休止届を県に提出。その際に、60代から90代の男性5人と女性1人の入居者を置き去りにしたまま、事業を放棄したとみられる。電力会社が「料金を滞納している施設で、高齢者が住んでいる。電気差し止めはどうしたらよいか」と、いわき市に連絡があったことから発覚した。  6人はいずれも要介護3~5の認定を受けていた。置き去りに見かねた男性従業員が1人で残り、6人の生活上の面倒をみていた。男性従業員は、いわき労基署に給料未払いの救済申し立てをしていた。  小林代表は広島県廿日市市に住所があり、県の調査に対しては「名前を貸していただけで、詳しいことは分からない」などと話しているという。県では、「小林代表など、役員に話を聞いても、同社の実態など事実関係が分からないが、置き去りは生命に危険が及ぶ可能性もあり、相当に悪質と判断し、命令を出すことにした」としている。
2008/05/14 - いわき民報


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