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自然の表情を版画に、坂本さんが版画展

「坂本勇 版画展」が14日まで、泉町のアートスペース泉で開かれている。画業45年を迎えた、いわきを代表する版画家坂本勇さんがその歩みを紹介している。 坂本さんは1931年生まれ。56年に日本版画会員に推挙された。海外展を含めた個展は31回を数え、国際版画展では3回の入選実績を持つ。日本版画会審査委員、県美術家連盟副委員長のほか、いわき美術協会の会長を務め、いわきの芸術界に功績を残してきた。 当初、油絵に取り組んでいた坂本さん。美術学校で講師を務めていた棟方志功と出会い、版画に魅せられていった。取り組むのは多色刷り。重ね刷りの地道で根気のいる作業から、いわきをはじめ、県内外の風景を生き生きと表現してきた。会場には国宝・白水阿弥陀堂や市暮らしの伝承郷など地元の風景をはじめ、磐梯山、秋田竿燈(かんとう)など各地の風景や祭りを表現した作品が並ぶ。四季折々に自然が見せる表情が、色彩と坂本さんのまなざし豊かな構図で表現され、見る人を立ち止まらせる。 また、新作は女性と花を心象風景的に配した作品で、また違った印象が新鮮だ。  坂本さんは「伝統的な色刷りをはる人が少なくなっている。若い人に伝えて、伝統的な版画を守っていきたい」と気持ちを語った。
2008/10/10 - いわき民報


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