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労災病院で医療用麻薬10包を紛失、患者から預かり金庫に保管

 福島労災病院(大谷巌院長)で麻薬の成分を含んだ薬を紛失していたことが、15日までに分かった。薬は入院している男性患者が服用していた、がんの痛み止めの鎮痛剤「オキノーム散」10包(計50ミリグラム)で、法律に基づいた管理が義務付けられている麻薬「オキシコドン」が成分に含まれている。同病院では薬をナースステーションの金庫に保管していたが、1日午前0時ごろに紛失が分かった。同病院では県に報告するとともに、いわき中央署に紛失届を提出。同署で捜査している。 同病院によると、紛失に気付いたのは準夜勤の看護師から深夜勤の看護師に交代する際で、10包がなくなっていた。薬はナースステーションにある金庫に保管。金庫はダイヤルとかぎで二重に施錠し、かぎは看護師が常備していた。 薬は男性患者が入院する際、別の病院で処方されたものを持参したほか、同病院でも30包を処方し、同じ金庫に保管していた。男性患者には10月31日午後4時ごろ、持参した薬の残り13包の中から3包を投薬するとともに、薬の数を確認したところ、適正な数があった。また同9時ごろには、同病院で処方した30包の中から3包を投薬した。11月1日午前0時の時点で合わせて37包が保管されているはずだったが、男性が持参した分の残り10包のみがすべてなくなっていたという。 同病院では看護師が勤務を交代する際、金庫の薬の数を確認し、台帳にも記載する。薬を投薬した午後4時、同9時ごろにも薬の数を確認したという。金庫内に保管されていた別の薬に紛失はなかった。 同病院によると、体重60キロの成人が一度に「オキノーム散」10包を服用しても、中毒症状は出ないという。同病院の酒井政幸事務局長は「紛失はあってはならないことで、重く受け止めるとともに、責任を感じている。法に基づくマニュアルを徹底させていきたい」と話している。
2008/11/15 - いわき民報


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